外反母趾、選んではいけない靴3選!

今回は外反母趾の方がやってしまう「間違えた靴選び3選」と題して

外反母趾に重要な靴選びのアドバイスをいたします

広すぎる靴

柔らかい緩い靴

脱ぎ履きしやすい靴

それではその理由を述べていきたいと思います。

外反母趾はそもそも開張足という、横アーチの低下により、起こりうるトラブルです。

広すぎる靴は開帳足を進行させる恐れがあり、外反母趾を悪化させる可能性があります。

外反母趾の方は外反母趾部分が当たらないよう、その部分が広い靴を選ばれる傾向にあるので、注意が必要です。

柔らかい緩い靴は、足をしっかりサポートすることができず、足元の不安定さにつながります。

外反母趾の原因のひとつである偏平足を伴っている場合は、偏平足を悪化させる可能性があります。

柔らかく緩い靴は外反母趾部分は楽になりますが、根本的な骨格自体が崩れる可能性があり、外反母趾が進行する恐れがあります。

去年履けてた靴がなんだか履けなくなってきた…。そんな方は注意が必要です。

上記のような絵のように靴を履いている人はいないと思いますが、靴の専門家からみると脱ぎ履きしやすい靴を履いている方は、このような状態になっているイメージをされたほうが良いです。

脱ぎ履きしやすい靴は足をしっかりホールドすることができず、靴の中で足が必要以上に前に滑ります。その結果、足趾(足の指)は靴のつま先にぶつかり、足趾が開かない状態になります。

足趾が開かないと、歩行時に大切なあおり歩行(重心が踵から小趾、母趾に抜けていく歩行)ができず、姿勢が崩れます

また踵がホールドできずに前にすべるため前傾姿勢になり、より足の前足部に負担がかかり、外反母趾を悪化させる姿勢(猫背)になりやすいです。

外反母趾の靴選びにはポイントがいくつかあります。

上記の「選んではいけない靴3選」の逆のイメージをしていただきたいのですが、そう簡単な話ではありません。

  • 広すぎる靴を選ばない

開帳足の予防にとても大切なことになりますが、外反母趾の方はでっぱっている母趾の付け根が当たるので、どうしても幅広い靴ではないと痛くて履けないという方が多くいらっしゃいます。

ポイントは外反母趾の部分はゆったり目で構いませんが、下記の画像部分の紫色のところ(中足骨)をしっかりホールドすることがとても大切になります。

中足骨をしっかりホールドできれば、開帳足の予防も期待できます。

中足骨をしっかり固定するためには紐やベルトなどでホールドできる靴のタイプが望ましいです。

  • 柔らかいゆるい靴を選ばない。

 外反母趾の症状では、扁平足を伴っていることも多くあります。

扁平足とは内側縦アーチ(いわゆる土踏まず部分)が低下している状態のことを言いますが、そもそも扁平足(外反扁平足)は踵の骨(踵骨)が倒れることによっておこります。

柔らかいゆるい靴は、この大切な踵の骨(踵骨)をしっかり支えることができない為、外反扁平足を悪化させるおそれがあり、外反母趾を進行させる可能性があります。

踵の骨をしっかりサポートするためには、靴のかかと部分(カウンター)がしっかりしているものが望ましいです。

  • 脱ぎ履きしやすい靴をはかないこと

どんなに足に合っている靴を履いていたとしても、脱ぎ履きを楽にしていると靴の機能を活かすことができません。

上記で述べたように、外反母趾には、中足骨をしっかりホールドしつつ、踵骨を固定させることが非常に大事になります

それには、履き方がとても大切になり、踵をしっかり合わせ(踵トントン)紐をしっかり絞めていただくことが、とても大切になります。

これをやるだけで、靴の履き心地はかなり変わります。

外反母趾でお悩みの方

足に合った靴選び、そして履き方、参考にしてみてください。

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